忘れないでほしい「自分たちがしてきた事」
しんかさんはこう考えています。
会社と言う物は、雇っている社員全員の生活を守らなければいけない義務があると。
雇われている人は、雇用契約が開始してから人生で活動できる時間の約1/3をささげている事になる。
雇い主と雇われている側、お互い忘れている事がある。
会社は生活の基盤を作ってくれている事、そして社員は人生と言うかけがえのない時間を費やしてくれている事。
働いている人と雇っている人のおおよそ9割が、この本当の意味を解っていない。
人生において、自分を作り出してくれた何かとは?
と、聞かれたら皆は何と答えるだろうか。
しんかさんはいくつか候補として挙がるモノがあるのだが、その1つとして大きな存在となっているのが「街」、つまり地元です。
遊びに行く!と言うパワーワードを唱える際に、その戦地となるのは繁華街と言って間違いないだろうと思う。
しんかさんの地元横須賀市には、横須賀中央と言う繁華街がある。
現在は大分賑わいが落ちてしまったが、まだまだ遊び場としては現役の街だと思う。
若い頃は遊び道具からファッション、音楽、飲食、娯楽と、地元の人間はほとんどこの場所で済ます訳なのだ。
特に音楽CDは必ずこの横須賀中央か隣駅に当たる汐入で手に入れていた。
現在はウェブ上で音楽を手に入れ聞くことが多いと思うが、皆さんはどうであろうか?
本など特に多いと思うのだが、ネットで買ってしまってないでしょうかね。
横須賀中央の「ヤジマレコード」と、汐入の「山口楽器店」は、横須賀の2大音楽店と言っても過言ではないであろうと思う。
新品新商品派はヤジマ、レトロ・海外・中古派は山口に行くのですが、特にヤジマはこの場所で最も人通りの多い場所に存在し、横須賀中央の顔と言ってもいい存在であるのです。
が
そんな横須賀市民の心ともいえるヤジマレコードが閉店してしまいました。
結構前のはなしですけど。
噂ではテレビ番組にも取り上げられたとか、まぁそのぐらい市民には愛されていた訳です。
何が言いたいかはもうわかりますよね?
そう、何でつぶれたのかって事ですよ。
言わずもがな、コレは横須賀市民のせいです。
いや、ネットで音楽を買っている全員のせいともいえます。
本来、つぶれなくてもよかった訳ですよ、チャンスなんていくらでもあったわけです。
AKBとかのCDを何十枚何百枚と買うバカが、ヤジマでその枚数を予約していれば潰れなかったわけです。
送料なんてどこで買おうとたいして変わらない訳ですし、その枚数を毎回ヤジマで買っていればお得意様にもなれたわけでお互いWinWinだったんですよ。
皆さん、一度冷静に自分が今している事を考え直してみてください。
貴方が今やっている事は、心のランドマークを消してでも必要な事なんでしょうか?
冒頭で会社の在り方と社員の考え方を書いたのは、これに精通します。
街と言うのは、必ずしも自分に影響を及ぼすものであります。
特に生まれ育った地元は、貴方のおもいでをかたどっている筈なんです。
時代が流れ、街並みは変わってゆくでしょう、それは当然の事です。
会社で新しい企画案が通れば、仕事内容が変わるのと同じだとしんかさんは考えます。
ですがどうでしょう?隣のデスクに空きが出たら・・・
そこに「あったモノ」は一体何だったのか?想像できますか?
ペンやノート、書類、当然なくなっていますね?
もっと大切な物がありますよ、そこには生活と人生があったはずです。
どこに行ってしまったのですか?そして、今どうしているのでしょうか・・・。
しんかさんは、できるだけ細かいものは自分の足で手に入れるようにしています。
CDはもちろん、参考書等もちゃんと本屋に行って買うようにしています。
買ってから家に着くまでのワクワク、開封するときのドキドキ。
自分で手に入れた物の価値は、それでこそ発揮できると信じてやみません。
だけどもう横須賀にはいない訳ですよ。
しんかさんは、何か大切な、何かはわかりませんが大切な何かを失った気持ちでいっぱいです。
特に若い頃は音楽をやっていたので、こういったお店がつぶれる事は嘆かわしいです。
皆さんもあるでしょう?近所にあった駄菓子屋。
名前はなんだったっけ?覚えていますか??
そのお店を潰したのは、あなた自身でしょう。
本質的な内容が見当たらないかもしれませんが、つまりはこういう事です。
多分、自分の思い出を壊しているのは、自分自身であるという事。
そして、それにより、少なからず誰かが隅に追いやられているという事実。
絶対に忘れないでほしい。
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